【社会貢献活動】ラブちゃん募金箱について
2021年04月15日
◆社会貢献活動◆
本日、社会福祉法人 中部盲導犬協会様 chubu-moudouken.jp へ
当施設に設置ある『ラブちゃん募金箱』令和2年12月~令和3年3月の間に募金いただいた、
5,623円を、寄付してまいりました。(募金ありがとうございました。)
障害をもつ方々へ犬たちが懸命に生涯をかけて働き、人を介助している姿に常に心を打たれます。
私たちは、今出来ることを常に考え、社会貢献活動を微力ながら行ってまいります。
※盲導犬サーブについてご紹介※
サーブは、主人を命がけで事故から守った盲導犬。
1977年に生まれたメスのシェパ-ド「サーブ」は、愛知県名古屋市にある「中部盲導犬協会」での訓練を無事修了し、晴れて盲導犬になりました。彼女の最初のパートナーは、岐阜県でマッサージ業を営む亀山道夫さんです。
サーブと亀山さんとの生活が2年目に近づいたある日、突然の不運が両者を襲いました。1982年1月25日、岐阜県の国道156号を歩いていると、雪でスリップした車がまっすぐ突っ込んできたのです。当時の国道には、車道と歩道を分けるガードレールのようなものがなかったため、もし衝突すれば、死んでもおかしくない状況でした。しかし亀山さんは奇跡的に軽症で済みます。彼を危機から救ってくれたのはサーブでした。彼女は主人を車と反対方向に引っ張り、車に体当たりしたのです。このとっさの行動によって亀山さんは一命を取り留めたものの、サーブは左前足に重傷を負い、結局切断を余儀なくされました。
この事故は新聞で話題になったものの、当時は盲導犬に対する認知度が低かったこともあり、怪我を負ったサーブに対して保険金や治療費が支払われることはありませんでした。しかし事故から1年5ヵ月後の1983年6月、サーブの活躍を記した「がんばれ!盲導犬サーブ」が出版されると、徐々に状況が変わり始めます。まず、サーブの献身的な振る舞いに、日本中の人々から励ましの手紙が届くようになりました。そしてこの声援に呼応するかのように、地元の議員たちも「盲導犬への保険適用」と「国道への歩道設置」を目指して動き出します。こうした動きは最終的に国にも伝わり、同年、サーブの事例が国会で取り上げられ、「盲導犬が事故にあった場合も自賠責保険が支払われる」という、新たな条項が法律に付け加えられました。
法律を改正するという偉業を成し遂げたサーブでしたが、怪我の影響で、すでに盲導犬としては働けなくなっていました。
しかし事故の後は、中部盲導犬協会で普及活動に携わったといいます。そして事故から6年後の1988年6月13日、老衰のため11歳で永眠しました。
彼女の功績を称える銅像は、
名古屋市の「久屋大通公園(ひさやおおどおりこうえん)に今でも立っており、道行く人々を見守り続けています。
また、サーブの功績を称える銅像は3体あります。1つは上記の名古屋市中区の「久屋大通公園」、1つは名古屋市港区の「盲導犬総合訓練センター」、そしてもう1つは岐阜県郡上市の「健康福祉センターさつき苑」にあります。